鳥取砂丘に行って、その美しさに魅了されたという人も多いかもしれませんね。
実際のところ、鳥取砂丘はどのようにして作られたのか気になりませんか?
この記事では、鳥取砂丘がどのようにして作られたのかを見ていきたいと
思います。
見られたらラッキー?鳥取砂丘に出現するオアシスとは?
早速、鳥取砂丘はどうやってできたのかを調べてみました。
こちらのサイトによると、鳥取砂丘は人工的に作られたのではなく、自然の力で
できたということがわかりました。
鳥取砂丘ができるまでの、具体的な流れは次のようになります。
まず、中国山地の岩石(花崗岩、安山岩、玄武岩など)が風による影響を受けて、
もろくなって砂になります。
次に、その砂が雨に流されて千代川によって運ばれ、日本海へと流れ出ます。
さらに、日本海の海底に堆積した砂が、沿岸流と波の働きによって、岸へ
打ち上げられるのです。
最終的に、打ち上げられた砂が、強い北西の風によって内陸へと運ばれて、
これらが長い年月繰り返されることにより、鳥取砂丘ができたのです。
こうした一連の流れを知ると、自然の力のすごさが改めてわかりますよね!
ぜひ覚えておきたいですね。
また、鳥取砂丘ではオアシスが出現すると言われているのを知っていますか?
鳥取砂丘に現れるオアシスというのは、地下水がわき出て姿を現す水たまりの
ことを言うとわかりました。
冬から春にかけて見られる現象で、夏には水たまりは干上がってなくなるのだそうです。
かなり大きな水たまりが現れることもあり、その風景は砂丘に溶け込んでいて、
とても幻想的なのだそうですよ。
見学は自由なので、誰でも近くまで見に行くことができます。
水たまりのまわりには、まれにキツネやタヌキの足跡が残っていて、それらを
見ることができることもあるようです。
ほかにも、エリザハンミョウという鳥取砂丘に住んでいる貴重な昆虫の姿を
見ることも可能なようです。
ただし、このエリザハンミョウは希少な存在で、エリザハンミョウが住むエリアは
ロープが張られて立ち入り禁止となっているそうです。
なので、このエリアには入らないように注意したいですね。
そもそも条件は?鳥取砂丘はなぜ世界遺産に登録されないの?
鳥取砂丘は世界遺産には登録されておらず、日本の天然記念物としての
登録となっています。
そもそも世界遺産の条件にはどんなことがあるのか調べてみました。
こちらのサイトによると、世界遺産というのは、「文化遺産」、「自然遺産」、
「複合遺産」の3つに分類され、市町村や県、国、ユネスコ世界遺産センター
といった機関をとおして最終的に決定されるということがわかりました。
具体的にそれぞれの役割の内容は次のようになっています。
まず、市町村・県から見ていきます。
- 住民の合意形成
- 普遍的価値のある人類の遺産であることを認識してもらうための情報発信
- 遺跡の調査・保存整備
- 文化庁への世界遺産暫定一覧表への追加資産にかかる提案
次に、国の場合です。
- 世界遺産暫定リスト選定物件の調査・整備
- 暫定リストを作成し、世界遺産委員会へ提出
- 推薦準備作業
- 推薦書の作成
- 推薦の決定
- 推薦書を世界遺産委員会へ提出
最後に、ユネスコ世界遺産センターです。
- 国際記念物会議で審査
- 世界遺産委員会で審査・登録の決定
世界遺産の登録までには、上記のような過程をたどることになります。
鳥取砂丘が世界遺産登録に向けての何かしらの動きをしているのか、または
していたのかは、情報としてわかりませんでした。
世界遺産がどのようにして登録されるのかというのを、今まで知らなかった
という人もいるかと思いますので、この機会に覚えておくといいですよね。
まとめ
これまで、鳥取砂丘はどのようにして作られたのかということについて、
また鳥取砂丘に出現するオアシスとは何か、さらに世界遺産が登録される
条件についてお伝えしてきました。
鳥取砂丘は、人工的にではなく、自然の力で作られたものだということが
わかりました。
あれだけの規模の砂丘が自然の力でできたというのは、とても神秘的なことですよね。
このことを知っていると、実際に鳥取砂丘に行ってみたい欲がさらに増しそうです。
また、鳥取砂丘にはオアシスが出現する時期があるということがわかりました。
いつもの風景とはまた違った景色を見ることができるので、冬から春の時期を
狙って行ってみるのもいいですね。
さらに、世界遺産登録までには、長い一連の流れがあるということがわかりました。
それぞれ条件を満たさないといけないですし、世界遺産に登録されるというのは
本当にすごいことなのだとわかります。
鳥取砂丘は、世界遺産の登録はありませんが、日本の天然記念物として
登録されています。
これもとてもすごいことなので、まだ鳥取砂丘に行ったことがないという人は
ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか?
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