嬬恋村ってなんて読むかわからなかったりしますよね。
また、嬬恋村の由来や歴史などを知らないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、嬬恋村の読み方や名前の由来、歴史についてお伝えしていきたいと
思います。
実はちょっと切ない?!嬬恋村の名前の由来はこうだった…
まずは、嬬恋村の読み方から調べてみました。
すると、嬬恋村は「つまごいむら」と言うことがわかりました。
嬬恋村は、群馬県吾妻郡にあります。
まだ嬬恋村に行ったことがないという方は、正しく読むのがけっこう難しいですよね。
この機会に、つまごいむらと読むということを覚えておくようにしたいですね!
そして、この嬬恋村と言われるようになったのには歴史が関係しているようなのです。
この嬬恋村の名前の由来について調べてみました。
その昔、日本武尊という人物がいました。
日本武尊は、九州を平定後、弟橘媛(オトタチバナヒメ)に出会い、めでたく結ばれます。
ですが、幸せもつかの間、東国(今の関東平野一帯)の征伐を命じられてしまうのです…。
二人は一緒に東へ向かうこととなります。
ある日、船で東征中に嵐に見舞われてしまいました。
海神が怒っている仕業だと弟橘媛は思い、「私の命に代えて、海神の怒りを
鎮めましょう」と言い残し、荒れ狂う海へ身を投げたのです。
そのおかげなのか、嵐は無事おさまりました。
しかし、日本武尊には東国平定という任務が残っています。
妻を亡くした悲しみを引きずりながら、船を前へ前へと進めます。
東征の帰路、碓日坂(今の鳥居峠)に立ち寄り、がまんしていた悲しみが溢れます…。
「吾嬬者耶(あづまはや)」=「ああ、我が妻よ、恋しい~」と、泣き叫んだのだそうです。
この叫びが転じて、「嬬恋村」という村名になったと言われています。
以来、「妻恋しい村」としての歴史を刻んでいきます。
そして、2006年に日本愛妻家協会が嬬恋村を「愛妻家の聖地」と制定したのです。
制定後は、国内外から愛妻家が集い、村は愛情にあふれているといいます。
素敵な話ですよね。
歴史はツライこともありましたが、現在に繋がっていると考えると感慨深いものです。
そうだったのか!嬬恋村の歴史や村の特徴などを紹介します
実は、嬬恋村ではキャベツの生産が日本一として有名です。
そのことについて調べてみました。
嬬恋村は高地にあり、涼しい気候に合う農作物の研究を続けてきました。
今では、キャベツ栽培の村として日本一を誇ります。
標高はなんと約1000メートルもあり、かなりの高地です。
高地で涼しい気候というのは、米作りに向かず、昔は畑も少なかったらしいです。
どのようにして夏場のキャベツ栽培で日本一の村になったのか気になるところ
ですよね。
キャベツはもともと涼しさを好むので、高地の嬬恋村ではキャベツ作りにはうって
つけなのですが、昔はまだ都会との距離も遠く、キャベツを栽培しても都会に出荷することができない状況でした。
ですが、しばらくしてから村と都市をつなぐ道路が出来上がったのです!
このことを機に、都会との距離が短くなり行き来がしやすくなったおかげで、キャベツ栽培も出荷も順調に伸びていきました。
これが、日本一のキャベツ産地へと成長させるきっかけとなった歴史のひとつなのです。
この歴史からわかるのは、どんな環境でも努力や工夫を続けることで、いつか実になる
ということではないでしょうか。
諦めればそれで終わってしまいますが、せっかくキャベツを育てるのにいい気候であるので、それを活かすためにどうしたらいいか、人々が工夫したことでキャベツ産地日本一への願いが叶ったのです。
何かが良くて、何かがダメなときは、そのダメな部分をどうカバーできるかで、結果が大きく変わるということを教えてくれていますよね。
嬬恋村には、こういった歴史があったということを知っておくと、さらに嬬恋村の
魅力を感じるのではないでしょうか。
まとめ
これまで、嬬恋村はどのように読むのか、また嬬恋村の名前の由来や歴史について、
さらに嬬恋村とは昔どんなところだったのか、そして村の今の特徴についてお伝え
してきました。
嬬恋村は、つまごいむらと読むことがわかり、今後は自信を持って読むことが
できそうですよね。
地名や村名などは、歴史が関係していることが多く、正しい読み方を知らないと
間違って読んでしまうこともあるかと思います。
読み方に迷ったら調べて正しい読み方を覚えるという習慣をつけておくことも
大事なことなのかもしれませんね。
また、嬬恋村の名前の由来についても知ることができました。
こんなことがあって、嬬恋村という名前になったと知ることもとても面白いですよね。
嬬恋村は高地でとても涼しく、自然がたくさんの場所です。
そこに適した野菜を見出し、たくさん生産、収穫できる工夫を凝らしていった人々は
本当にすごいなと思います。
ぜひ嬬恋村に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
コメント