はまぐりは、お吸い物や酒蒸しにするととてもおいしいですよね。
でも、食べている時に「じゃりっ」っと砂を噛むとがっかり、
次の一口を食べるのも嫌になってしまいますよね。
はまぐりをおいしく食べるためには、『砂抜き』が大切なんです。
砂抜きは貝の中の砂を取ることとは分っているけど・・・
どうゆう方法で砂を取ればいいの?
なんとなくは分るけど、これで正解?
はまぐりの砂抜き方法に不安のあるママたちに、砂抜きのやり方や
保存の方法についてまとめました。
実ははまぐりは、冷凍保存も可能なんです。保存から解凍の仕方に
もポイントがあるので、必見です。
はまぐりの砂抜き後の保存方法
はまぐり 砂抜き後 保存
はまぐりをおいしく食べるには、『砂抜き』と『塩抜き』の
2つの工程が大切なんです。
この2つの工程をするとしないとでは、料理の仕上がりに大きな
違いが出るので、ぜひ行いましょう。
また、潮干狩りの頂きものやセールでたくさんはまぐりを買ったけど、
1回では食べきれない。
そんな時のために、砂抜き後の保存方法もまとめたので、参考にしてみて
くださいね。
≪砂抜きの方法≫ 塩水で貝の中の砂を抜きます。
・ボウルに、水500mlに対して大さじ1の塩を溶かす。
・ボウルより少し小さめのざるに貝を並べ、ボウルに浸す。
※塩水は、舐めてみてちょっとしょっぱいと感じるくらいが目安です。
※はまぐり同士が重ならないように注意。重なると、下の貝は口を開けられ
なくなり、砂を吐き出すことができなくなります。
※塩水は貝の頭が少し出るくらいの水位で深すぎないことがポイント。
※ざるを使えば、吐き出した砂が下に落ちて、貝が再び砂を
吸ってしまうことを防げますよ。
・アルミホイルまたは新聞紙などをふわっと被せ、冷蔵庫に5時間以上
おきましょう。
※水が冷たすぎると、貝は口を閉ざしてしまい、上手く砂を吐かなくなるので、
冷蔵庫では、野菜室がおすすめです。夏でなければ、静かな冷暗所に置いても
いいでしょう。
※貝は暗い場所で開口しやすいです。
※おく時間は5時間以上がしっかり砂抜きできますが、時間がない場合は
3~4時間でもある程度砂抜きはできます。
潮干狩りのものであれば、一晩程塩水につけることをおすすめします。
≪塩抜きの方法≫
砂抜きをしたはまぐりには、体内に塩水を含んでいます。
このまま料理してしまうと、塩分で料理の味に影響してしまうんです。
・ボウルの中にざるをセットして、その中に、砂抜きしたはまぐりを
いれるだけです。
・新聞紙などを上にかぶせて1時間ほど置いておくと塩水を吐き出します。
※ボウルに水や塩水は入れません。
≪砂抜き後の保存の方法≫
(冷蔵保存 賞味期限は目安で2~3日)
水で湿らせたキッチンペーパーや新聞紙に平らになるように包んで
容器に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。
※はまぐりが呼吸できなくなってしまうので、容器のふたはしないで
くださいね。
※時々、確認してペーパーや新聞紙が渇いていたら、霧吹きなどで湿らせ
ましょう。
水につけたままだと、ハマグリは生きているので、弱って傷みやすいんです。
必ず水から出して保存しましょう。
水から出るとハマグリは貝殻を閉じ、身を守ります。そして野菜室のような
低温の場所では休眠状態になる習性があるので、新鮮なままを保てるんです。
はまぐりは砂抜きしたら冷凍してもいい?
はまぐり 砂抜き 冷凍
はまぐりは冷蔵保存だけでなく、『冷凍保存』も可能なんです。
なおかつ、冷凍しても風味を損なうことなく保存が可能といういいこと
づくしです。
賞味期限は1ヶ月程度持ちますが、保存期間が長くなるにつれて
殻があくのに時間がかかるので、おいしく頂くのには、2週間前後が目安です。
≪冷凍保存の方法~砂抜き後≫
・砂抜き後、水気を拭き取る。
・冷凍に対応しているジップ付きの保存袋や真空パックに はまぐりが
平らになるように入れる。
・しっかり空気を抜いて冷凍庫に入れる。
※タッパーや容器だと、空気に触れたところが傷んでしまう可能性が
あるので、しっかり密封してできるだけ空気が入らないようにするのが
ポイントですよ。
≪冷凍保存の方法~ボイル後≫
ボイルしてから冷凍保存も可能で、賞味期限は2~3週間が目安とされ
ます。
・砂抜き後、沸騰した鍋に貝を入れる。
・貝が開き始めたら取り出して、鍋の中のあくや砂を丁寧に取り除く。
・冷凍保存容器に調理一回分の分量のハマグリと汁を貝が浸るくらい入れる。
・冷ましてから冷凍庫に入れる。
殻から中身だけ取り出して冷凍することも可能です。
ゆで汁にもハマグリのうまみが出ているので、一緒に冷凍するのがおすすめです。
≪解凍方法≫
解凍方法は2つあります。
1つは、冷蔵庫や冷水などで低温解凍です。自然解凍の場合は、
低い温度で解凍することでドリップ(解凍時に出る水っぽさ)が少なく
できるんです。焼き料理に向いている解凍方法ですよ。
2つめは、解凍せずそのまま加熱する方法です。
凍ったまま使う分だけ、沸騰したお湯に入れて加熱します。
冷凍した貝類は解凍せずにそのまま加熱すると、生の時のように殻がパカッど
開くんです。
味噌汁や酒蒸しにおすすめですよ。ただし、煮すぎると硬くなるので、
殻が開いたものから取り出すようにしましょう。
最後に、おいしい貝の見分け方をご紹介します。
貝を軽く揺らして、水管が素早く動くか、泡がたくさんでてれば元気な証拠。
半開きの貝は食べられないので目で見てチェックしましょう。
まとめ
砂抜きには時間と手間がかかりますが、おいしく食べるための
ひと手間です。
砂抜きはやっていたけど、塩抜きはしていない方も多いのではないでしょうか。
塩抜きも料理の味に影響するので、ぜひ行うことをおすすめします。
せっかくのはまぐり、嫌な思いをせずに、おいしく食べてくださいね。
コメント